仕事で夜勤があるという方は多いでしょう。夜勤というと「つらい」「体がしんどくて辞めたい」という意見を多く聞きますね。
介護職や工場勤務、製造業、ホテルマンの方などは夜勤が普通で、いつもがんばっていらっしゃることでしょう。
しかし体調が悪くなってしまっては元も子もありません。
夜勤がつらいというのは甘えだという意見もしばしばあるようですが、本当に甘えなのでしょうか。
今回は夜勤がつらいと言われているのは何故なのか。夜勤がある職業で実際に働いている人達の声と現状。つらくて辞めたいと思ってしまうのは甘えなのか否か、乗り越え方はあるのかご紹介していきます。
是非参考にしてください。
目次
夜勤がつらいのは甘えという意見

夜勤がつらいという意見は甘えだという意見が世の中にはあります。何故でしょうか。
- 夜勤って必ずしも5連勤になるとは限らない。4日行って休みなんて多い。それでつらいなんて甘え
- 夜勤手当もつくし、昼間に働くより効率も良いのに、つらいなんて意味がわからない
参照:Twitter
夜勤の勤務時間は8時間とは限らない場合もあり10時間、11時間といった長時間勤務も存在するようで、その為、帳尻合わせとして4勤2休といった体制をとっている会社もあるようです。
「給料が良いならそれくらい乗り越えられるだろう」というシビアな意見もみられました。しかし、夜勤というものは体が夜行性になってしまう為、想像よりも負担がかかるのも事実です。実際に夜勤で働いている人の意見を調べてみました。
夜勤がつらい…介護職の場合
- 夜勤の次の日に突然の欠勤が出て日勤もする羽目になった時はさすがにつらかった。辞めたいと思った
- 夜勤は日勤に比べて人が極端に少ない。2人なんてザラにある。1人がコール対応すると誰も配膳下膳にまわれなくなる。つらすぎて辞めたいなんていつも思ってる
- 年末年始も正月も関係ない。夜勤は人が少なくて負担も大きいからつらい。孤独との戦い
- 夜勤のほうが負担も大きいのに月の給料が低すぎる
参照:Twitter
夜勤と日勤の交代が多い介護職では、夜勤では人が少なく2人しかスタッフが居ない。なんて事もよくあることだそうです。高齢化社会の日本にとって、介護職は不可欠ですが、人員が足りていないという現状があります。
その為、夜勤は特に1人1人の負担が大きく、また給料が安いとの話も多く見受けられました。これで、つらい辞めたい。と言い出すことが甘えていると言われては可哀想になってしまいます。
夜勤がつらい…工場勤務の場合の場合
- 帰るのが朝方になるので、休日でも夜まで寝てしまう。休めた気がしないし、体がつらい
- 夜勤手当は確かに良い。でも体がつらい。給料が良いからってずっとは無理
- 夜勤の時は有給が取りにくい。人が少なくて取れる状況じゃない。いっそ辞めたい
- 夜勤だと友人と予定が合わない。合わないから集まりも呼ばれる回数が減ってつらい
参照:Twitter
同じく夜勤と日勤の交代勤務が多い工場では、夜勤手当は良いという意見は多かったものの、体がつらい。という意見が多く、給料が良くても友人や家族との時間が合わないので疎遠になってしまう。という意見が多くみられました。
いくら給料がよくても体調を崩してしまったり、大切な人たちとの時間がなくなってしまうのはつらいです。
夜勤がつらい…製造業の場合
- 作業場所全体に冬でも関係なしに冷房が掛かってる。ただでさえしんどいのに夜勤は眠気もあるし、寒くて頭が痛い。夜勤の時は体調も崩しやすいし、そろそろ辞めたい(食品加工)
- 製造業って夜勤やらないと正直給料が安くてきつい。でも夜勤終わりって目が冴えてなかなか眠れない(家電製造)
- 土日も祝日も関係なしに24時間だから残業が2時間、3時間なんて普通にある。(車製造)
- 夜勤が終わっても朝方だったり中途半端な時間で店がやっていないから出かけられない。(食品加工)
参照:Twitter
製造業といっても色々ありますが、土日祝日関係なく仕事があり、シフトで休日を取っているという人が多く見受けられました。また夜勤といっても終業時間が夜中の2時や4時といった時間もあり、出かけたくてもどこの店も閉まっている時間帯なことから、不便でつらいという意見も多くみられました。
夜勤がつらい…ホテルマンの場合
- ほぼ夜勤で固定されてるから昼夜逆転してる。好きな人にも電話できないからつらい
- 16時間以上の勤務は当たり前にある。仮眠時間あるけど気を張ってて眠れない
- 利用者の出入りは昼間に比べれば少ないが、ないわけじゃない。眠気と孤独との戦い
- 若い時はまだ良かったけど30歳超えたあたりから、夜勤がキツくなってきた。将来を考えると日勤の仕事に変えたほうがいいのかな、と思う。体のダルさと疲労が抜けない
参照:Twitter
夜勤も含み、長時間勤務が多いというホテルマンの仕事は、「お客様」と直に対峙するサービス業ということもあり、常に気を張っていなければならないという点でもつらいという意見が多くみられました。
また、他業種にも言えることですが「若い頃は夜勤はまだ平気だったけれど、年齢を重ねるごとにきつい、つらい。」と思うことが増えたという意見が目立ちました。
夜勤がつらい、乗り越え方はある?
- リラックスできる方法をみつける(音楽鑑賞や読書など)
- 眠れない時は、スマホをみない。とにかくよく寝て、疲れを取る
- 夜勤後は消化のよい食べ物を食べるようにして胃腸を休ませる
- 夜勤前は眠くならないように、コーヒーなどカフェインを含んだ物を口にする
実はこれは、私が夜勤勤務をやっていた時に乗り越える為に実践していた方法です。昼夜逆転になると体に負担がかかりやすいので、日勤の時よりもストレスを溜めないように気をつけていました。
夜勤がつらい、辞めたいと思うなら転職の検討を
実際に夜勤をやった事がある人ではないと、つらさとはわかりにくいものです。
「深夜手当がついて給料が良いから」「勤務時間が長い代わりに休みが多いから」
日勤よりも給料も休みも多いから「楽な勤務体形」とは言えないのが現実のようです。
また、働いている人の意見には体調不良を訴える声が多くみられました。いくら給料がよくても健康を害しては元も子もありません。そして一概に夜勤がつらい。という意見を「甘えている」の一言では片付けられないと感じました。
本気でつらくて辞めたいと思っている方は、自分の体にも配慮し、転職することも1つです。既に体調を崩してしまっている方は、転職を視野に入れて検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は夜勤がつらいというのは甘えなのか?辞めたいと思った時の乗り越え方はあるのか?を私の実体験も交えながらご紹介しました。
夜勤とは体にももちろんですが、心への負担も大きいようです。決して「夜勤がつらい」という考えが甘えだとは言えないのではないでしょうか。