「ブラック企業」という言葉がいつからか世間に定着し始め、それと同時に相反する意味で「ホワイト企業」という言葉もすっかり定着しました。
転職を考える際、求人サイトでのホワイト企業の特徴や見つけ方はどのような点を注視すればよいのでしょうか。
そもそも何をもって「ホワイト企業」というのでしょう?
ということで、今回は「ホワイト企業」に焦点をあてて気になるポイントを私の体験談も交えながらご紹介していきます。
目次
ホワイト企業とは?

まず「ホワイト企業」とはどのような企業を指すのでしょうか。正しく意味を理解して是非、転職の際に活用してください。
- 残業がない
- 仕事とプライベートが両立できる(ライフワークバランス)
- 福利厚生がきちんとしている
- 有給が取りやすい
- 社員が自社に対して不満が無く満足している
調べていくと、上記のような意見が多くあがっていました。見ていくと労働条件が整っているのはもちろん、私生活も大事にしてくれる企業が「ホワイト企業」と言われるようです。完結に言うと「働きやすい会社」ということです。ブラック企業の特徴に共通点があるようにホワイト企業の特徴にも共通点がありますので、見ていきましょう。
ホワイト企業の特徴
ホワイト企業大賞企画委員会主催の「ホワイト企業大賞」をご存知でしょうか?
(※日本国内にある企業ならば、規模の大小、業種は問わない。役所、NGO・NPO・任意団体も表彰対象に含まれる)
そちらによればホワイト企業とは
「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業」とされています。
昨今、ブラック企業ばかりが注目されてしまっていますが、良い企業は昔からあるのです。
そして2018年1月21日に発表された第4回表彰企業3社からはホワイト企業であるための共通点がみられましたので、紹介していきます。
【大賞】
株式会社ピアズ(東京都港区) |
株式会社森へ(神奈川県横浜市) |
リベラル株式会社(東京都江戸川区) |
ホワイト企業大賞3社からみる共通点と特徴
- 全員が会社の「仲間」としての協力意識がある
- 障害者を「福祉」ではなく会社の「戦力」として雇用し人材育成に力をいれている
- 「社員幸福」と「社員満足」は別物と理解し追求している
- 社会貢献活動とは企業が社会に対して考え、責任を果たす(仕事で成果を皆で協力して出していく)
- 商品を通して「お客様とその家族」の幸せを考え追求している
「向上心」「チームワーク」「社員全ての幸福と満足」など、仕事の成果だけではなく働く社員に対して感謝と働きやすい環境作りにも力をいれていることがわかります。
求人サイトでのホワイト企業の見つけ方
ホワイト企業が沢山存在することは理解頂けたと思います。実際、ホワイト企業を求人サイトで見つけるにはどうすればよいのでしょうか。
いくつか紹介しますので参考にして頂ければと思います。
求人募集の頻度が低い
ホワイト企業の特徴として定着率が高い傾向にあることが多いです。
したがって、求人を出す頻度が少ない企業に狙いを定めるのも1つの手だと言えるでしょう。
逆に頻繁に求人募集が出ている企業は、一概には言えませんが定着率が低い可能性があるため、避けるのが無難でしょう。
求人の細かいところを見逃すな
ホワイト企業の特徴として求人票やサイトへの記載が細かい傾向にあります。
例えば、「残業代あり」でも「残業代は一分単位で計算」などの詳細が書かれている企業であればホワイト企業の可能性も高まります。
また、年代別にモデル年収なるものを記載している場合も多いので、そちらの有無もチェックするようにしましょう。
企業のクチコミサイトをチェックしよう
企業のクチコミサイトには実際にそこで働いている現役の社員の生の声も掲載されています。
前向きなコメントや高い評価がついている企業は、社員の満足度も高いのでホワイト企業の可能性が高いといえるでしょう。
見つけたら是非、忘れないようにチェックしましょう。
面接を通してホワイト企業を見つけよう
受けたい企業が見つかったら面接に挑んでみましょう。ホワイト企業の面接には特徴があります。
以下、私の体験談も入ります。私が経験したホワイト企業の面接は対応が素晴らしいの一言でした。
こちらから質問しなくても教えてくれる
言われた一例を出すと「残業の平均時間は〇〇で、繁忙期が〇月~〇月。繁忙期は残業が平均〇〇くらいです。
家庭もあると思うので言ってくだされば柔軟に対応可能です。」というように事細かに説明してくれました。
他にも有給の有無や取得時期といった当たり前のような事も、面倒くさがらず丁寧に教えてくれました。
面接官というと上から物をいうイメージが強かったのですが、対等な立場にあるんだと初めて実感しました。
面接中も終始にこやかに対応して頂き、とても和やかに終わったことを覚えています。
- 面接官が上の立場という意識が感じられず、対等に接してくれる
- 話していて嫌な気持ちにならない
- 社員が楽しそうに働いている情景が浮かぶ
- 企業側にとっては下手をしたらマイナスイメージが付きそうな事も素直に教えてくれる
- マイナスな事に対しての改善策を用意してくれている
- この面接官(上司)と一緒に働きたいと思える
- 会社の規律がはっきりとしており、それを面倒がらず教えてくれる
上記が私が実際にホワイト企業の面接を受けて感じたポイントです。
面接の時点で、おかしな雰囲気や気になる点があれば、ブラック企業の可能性もあるので、考えたほうが良さそうです。
ホワイト企業を見つける手段は?
まずは大手求人サイトに登録することから始める
ホワイト企業がどういった特徴を持っているのかだいたいお分かりになったと思います。
では、ホワイト企業の求人を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?
正直なところ、これは簡単なことではありません。簡単であればだれでもそこに応募したいですよね(笑)
しかし、ホワイト企業を見つける確率を高める方法はあります。それは効率良くたくさんの求人を見ることです。
規模の大きい求人サイトであれば、それだけホワイト企業の求人も多くなります。
まずはリクナビNEXTのような大手サイトに登録することから始めましょう。
リクナビNEXTなら手軽&効率的
リクナビNEXTは登録だけであれば数分で完了するので気軽に利用できます。
また、「スカウト」機能を使ってあなたの情報を登録しておくと、
企業側からスカウトメールが届くシステムになっています。
忙しいあなたが自分から求人を常に探さなくても、
あなたにマッチする求人が送られてくるのでかなり効率的に転職活動ができます。
ホワイト企業の求人は今すぐチェックすべき
ホワイト企業の求人はいつまでもあるわけではありません。
あなた自身がチェックしなければ、他の転職希望の人にその求人は持っていかれてしまうことになります。
いまこの瞬間にも、あなたのマッチしたホワイト企業の求人は他の人に閲覧されているかもしれません!
登録は数分で完了するので、少しでも転職したい気持ちがあれば、今すぐリクナビNEXTに登録することをおすすめします。
ホワイト企業の特徴まとめ
今回はホワイト企業について、求人サイトなどでの見つけ方、特徴をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
ブラック企業ばかりが目立ってしまって、せっかく数多くあるホワイト企業が認知されおらず、ネットでは一部「ホワイト企業は都市伝説」なんて言い方もされています。
ですが、実際に私もホワイト企業への転職を経験し、仕事のスキルもあがり、仕事の仲間にも恵まれ、前向きになれたという実体験があります。
求人サイトや口コミ、実際の面接時に今回紹介したことを参考によく見極めて頂き、是非ホワイト企業への転職の助けになればと思います。