新入社員として新たな気持ちを抱き、せっかく入社した会社なのにいつしか辞めたいと思って退職してしまう。そんな新入社員が後を経ちません。1年以内に辞めてしまう新入社員の数は「10人に1人」と言われています。
何が新入社員たちを悩ませ、会社を辞める。という選択肢に導いてしまうのでしょうか。今回は新入社員たちが辞めたい理由、そしてその後はどうしているのか、皆さん気になりませんか??
2ちゃんねる(2ch)で語られていた、新入社員で辞めたその後のエピソードも紹介します。
目次
新入社員だけど会社を辞めたい理由3選

ここでは新入社員からよく辞めたい理由としてあがる3つの理由を紹介していきます。
①希望通りの配属先にならなかった
- 「商品開発を希望したのに店頭での販売になってしまった」(24歳/販売)
- 「勤務地が選べると聞いて地元エリアを希望したのに転勤ばかり」(23歳/アパレル)
最初に聞いていた話と違う。というのは大変困りますし、これでは最初から入社しなければ良かったと思っても無理はないですね。
②休みが少ない
- 「シフト制になっているが休みが曖昧で休日出勤もしばしば。しかも休日出勤扱いにもならない」(22歳/販売)
- 「年末年始も関係ない。土日に誰もいないオフィスで仕事をしていると、うつになりそう」(25歳/エンジニア)
ただでさえ新入社員は慣れない仕事で疲れも溜まってしまいます。その上に、休日も少なく休みが取れない状況になると辞めたいと思ってしまう理由に繋がっていってしまいますよね。
③人間関係が悪い
- 「男性新入社員には優しいが女性新入社員にだけ冷たいパートのお局さんがいる。毎日顔を合わせるたびに嫌味を言われて同じ空間にいるだけでも頭痛がしてくる」(24歳/IT)
- 「パートと社員の仲が悪く、巻き込まれたくないのに双方の悪口を聞かされ同意を求められる。どちらの味方でもないから困る」(23歳/事務)
業務内容以外でも人間関係で板挟みになってしまったり、悪く思ってない人の悪口の同意を求められても困ってしまいます。このような職場ではストレスも溜まってしまい、苦痛になってしまいますね。人間関係の悩みはどの世代でも仕事を辞めたい理由上位にあがってきます。
新入社員で辞めたと2ちゃんねるで語った人の理由・その後
「2ちゃんねる」という非現実世界で共有したい
「2ちゃんねる」は不特定多数の人が気軽に閲覧することはもちろん、「スレ立て」といって自分のスレッドを立てることも出来るインターネット上の電子掲示板のことを指します。(2017年10月以降「5ちゃんねる」に改名)
そこに新入社員で辞めた人達がしばしば、会社を辞めた理由を書き込むことがあります。彼ら(彼女ら)新入社員の皆さんは一体どういう思いで、2ちゃんねるにスレ立てをするのでしょうか。
利用者はもちろん、実際に存在する「人間」です。しかし現実世界でありながら相手の顔が見えず、今の若い世代が苦手とする顔を合わせてのコミュニケーションを取る必要が無い為、へたに友人や家族に辞めた理由を話すよりも気が楽な場合があるそうです。
また、自分が発信した言葉に多くの仲間が共感してくれることにより、安心感を得たい。という承認欲求が満たされる為、好んで利用する人たちも多いのでしょう。
「2ちゃんねる」で語った人のその後とは
新入社員で辞めた人のその後はどうなっているのでしょうか?いくつかピックアップしてみました。
- 「資格なかったから5社落ちて心折れて派遣やってる」
- 「しばらくニートしてたけど資格とって普通の会社に入れた」
- 「半年で辞めたから面接で詰められて全然受からない10社落ちた」
- 「1年で辞めるなんて社会舐めてるよねと、どの会社でも正社員面接落ちた。今はアルバイト」
など、やはり感情的になって次の会社を見据えないまま辞めてしまうと、現実は厳しいのかもしれません。
新入社員で会社を辞めた後の進路
2017年厚生労働省が新規学卒者の離職状況を発表しましたが、やはり3年以内の離職率は高く、31.9%と決して少なくはない結果が出ています。発表されたのが2017年10月なので、約半年程で3割以上の新入社員が辞めていることになります。
2ちゃんねるで語っていた会社を辞めた新入社員のその後は、就職活動で苦労している人が多いように見受けられました。やはり、次の会社を決めないで、辞めたいからといって突発的に辞めてしまうと後々苦労することが多いようです。
「でも、今の会社を続けていくなんてとても考えられない」と思ったそこのあなた。会社を辞めることは悪いことではありません。
ただ、何の準備もなしで辞めるという行動に移すよりも、少しでも準備をしてから行動したほうが効率的かつ、精神的にも良いとは思いませんか?
辞めた後の不安を減らすためにまずは転職サイトを見る
「仕事を辞めたいけど、次の就職先が決まるか不安」
「次の会社も希望通りの仕事でなかったらどうしよう」
と、不安をあげればキリがなくなってしまいます。次の転職先でも同じような事を繰り返さないように事前に調べておくことが大切です。
転職サイトを利用するメリット
- 公開されていない非公開求人も公開されているケースがあるため、自分に合った仕事がみつけやすい。
- 自由に閲覧、検索が可能の為、気軽に利用しやすい。
デメリットといえば「転職エージェント」と違い、転職サイトはアドバイザーがいない為、自分ひとりで検索しなければならない点です。もし1人で転職先を決めことが不安なようでしたら、対人型サービスも付いている「転職エージェント」も同時に利用すれば見つかる効率が上がります。
逆言うと、誰かにせかされずに自分のペースで転職活動を始められるというメリットが転職サイトにはあります。まずは大手のリクナビNEXTに登録するのがおすすめです。
登録は数分で済みますし、プロフィールを登録しておけば企業側から「スカウトメール」が届くことがあります。自分でわざわざ探さなくてもマッチしやすい求人情報を提示してくれるということです。
また、「グッドポイント診断」があり、自分でも気づいていなかったあなたの強みを診断し、自分に向ている仕事がどんなものなのかを診断することもできます。

まとめ
いかがでしたでしょうか。新入社員で3年未満に辞めてしまう人が多いのは様々な職場環境が大きく影響していました。
新入社員が辞めたその後を見ていると、大変な思いをしている人が多く見受けられましたが、その大半が「次の仕事が決まっていないのに衝動的に辞めてしまった」ということです。
何事にも順序があります。会社を辞めて転職することは悪いことではありません。ただしっかりと自分の未来を見据えて自分が困らないように、最善の方法をとってほしいと思います。