仕事がつらい。辞めたい。泣くほど助けて欲しいのに誰にも相談できない。乗り越えようとしても自分ひとりではどうにもできない。働く20代女性の悩みは周りが考えているよりも深刻な場合があります。
どうかひとりでは悩まないでください。
私も過去に同じような思いを抱いていた事があります。つらい気持ちはよくわかります。
今回は私の実体験を交えつつ、つらかった事や、それを乗り越えたエピソードをご紹介したいと思います。
目次
仕事が辛い理由3選

まず、最初にあなたが泣くほど仕事がつらいと思う理由は何でしょうか?よく挙げられる悩みを紹介してきます。
上司のパワハラ・セクハラ
どこの会社にもひとりはいるのでは?と思うほど上司のパワハラ・セクハラで悩む20代女性は多いです。20代女性というと、上司との年齢差が開いているケースが多く、年上で目上の男性上司・女性上司に物事を言いにくい立場ですし、助けてほしい気持ちも言い出せないと思います。
・みんなの前で些細なミスを大声で指摘された
・ひとりでは出来ない仕事量を押し付けられた
・挨拶をしても無視をされる
・家族や恋人関係を根掘り葉掘り聞いてくる
・有給の理由をしつこく聞いてくる
これはほんの一例ですが、こんな上司と一緒の空間で仕事するは辛いですし、憂鬱になってしまいますよね。
人間関係
仕事そのものが少しくらい大変でも、人間関係が良ければ頑張れるのに、そうではないから辛いし頑張れない。
それくらい職場の人間関係とは重要でつまずいてしまうと辛い悩みの1つです。女性は男性に比べると感情が豊かだと言われています。
20代とは、まだまだ精神的に「未熟」な年齢です。
「ハタチも超えたし、もう大人の女性なのに…」と思ったそこのあなた。例えば80歳まで生きるとして考えてみてください。まだ折り返し地点にもたっていない年齢で精神的に完璧に成熟しろというほうが無理な話だと思いませんか?
「自分は甘えている…」と自分自身を責めていませんか?
残業・労働時間が長い
定時できっちり時間通りに終業したとしても1日の3分の1以上の時間を会社で過ごすことになります。
自分の貴重な人生の時間を、ただでさえ長い時間、労働に割くというのに、その上に残業なんてたまったものではありませんよね。
「友人との約束があったのに…」「家族との用事があったのに…」
仕事のせいで私生活のバランスを崩してしまった。大切な約束がダメになったなんて方もいるようです。
たまにの残業ならまだしも、毎日積み重なっていくと逃げ出したくなってしまいますし、「もう助けて!」と思ってしまいます。
泣くほど助けてほしいと思ったエピソード
ここでは私の実体験を元に、仕事がつらくて泣くほど助けてほしかったエピソードをご紹介します。
私がまだ20歳の時の話です。当時、私は正社員で菓子販売業をしていました。この時はまだ入社して2年目だったのですが、人手不足もあってかなんと「副店長」という立場を任せられてしまったのです。
私が配属されていた店舗は「総本店」であり、他店舗で起きたクレームでも連絡表示が「総本店」と1番目立つ所に記載されているため全て集中してしまうという事態に陥っていました。
当然、店長(30代女性)が不在の時は、私が責任者です。事あるごとにお客様に電話口で怒られ、実際にお客様の自宅へ伺う事もあり、何度頭を下げたか数え切れません。
年齢が若かったのもあり、謝罪に伺っても取り合って貰えず2次クレームになってしまった。なんていうこともありました。
本当に誰かに助けてもらいたい気持ちでいっぱいでした。精神的にも仕事のキャリアでも、まだまだ未熟だった私は毎日、毎日、帰路につくまでの車内で泣いていました。
自分の知識不足と技量の無さに悔しくて、悔しくて涙が止まりませんでした。それと同時に会社からの無理な人事命令にも不満が爆発しそうでした。
とにかく仕事に行くのが辛くて嫌で怖くて仕方なかったです。
年齢と仕事の力量に合わない責任がのしかかり、辛くて押しつぶされそうでしたが、周囲の期待もあり、その時は泣きたくても誰にも相談できませんでした。
仕事がつらい状況を乗り越えたエピソード
そんな辛い泣きそうな毎日でしたが、責任感と気力だけで仕事に行っていました。ですが段々と睡眠を取れなくなって、食事が取れなくなって…このままでは自分がダメになってしまう!そう考えた私が実際にした行動と乗り越えるために考えたことです。
友人に無理矢理外に連れ出してもらう
休みの日でも仕事が辛いストレスから引きこもりがちになっていたので、友人にお願いして無理矢理にでも遊びに連れ出してもらうように、お願いしました。1人だと余計な事をかんがえてしまいがちですが、誰かが傍に居てくれるとそれだけで心が少し楽になりました。
クレームをポジティブの捉える
クレームだと思うから辛いんだ。店が良くなるようにと、わざわざお客様が教えてくれているんだ!と思い込むようにしました。実際、後ろ向きな発言ばかりをしていると、良いことって舞い込んできませんよね。
助けてほしいほど辛いなら転職も選択肢に
前向きに頑張っていましたが、最終的に決断したのは「転職」です。3年間続けました。「結局辞めたんだ」と言われそうですが、病気になってしまったら働く以前の問題です。
本当なら3年も頑張らず、すぐにでも退職しようと考えていましたが、今となっては続けて良かったと思っています。
何故なら「厳しい職場環境だったからこそ、心が強くなれた」からです。泣くほど辛かった経験があったからこそ、今では大抵の事は平気になりました。
ただ、私も思い返してみると「うつ病」に足を突っ込んでいたのかなと思います。
あなたがもし、誰でもいいから助けてほしいくらい辛い状況下に置かれているなら、転職も改善策の1つだと思います。
実際、私は転職後、不眠、食欲不振の症状に悩まされることは無くなりました。人の体は存外に正直なもので、辛い原因を取り除くと、見違える程に元気を取り戻すものです。
最後に伝えたいこと
この記事を最後まで見てくださった、20代女性のあなたに伝えたい事です。
「今、あなたが置かれている状況を普通だと思わないで下さい」
「ひとりで悩まないで、家族・恋人に勇気を出して相談してみてください」
「仕事が休みの日でも気分が沈むのは、心の病気のサインかも?」
「今の状況はずっと続く訳ではありません。勇気をだして転職も視野に」
「助けてくれた人にはお礼を忘れずに。周りのことも見ましょう」