会社を辞めたい20代男性…辞めたい&辞められない理由

楽しかった学生生活、頑張って就職活動をしてきた会社……バリバリ働いて、給料アップさせて、好きなあの人と結婚して30代では幸せな家族…!なんて夢を描く20代。

本当に素敵な20代ライフを歩んでいただきたいと願いつつ、今回は20代の男性の会社を辞めたい理由・辞められない理由にスポットを当てて記事にしようと思います。

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会社を辞めたいと思ったエピソード

やっと掴んだ内定企業。夢を描いて入社した企業へ思い入れも強いと思います。なぜ会社を退職したいと考えてしまう方がいるのでしょうか。実を言いますと、私(男性)も20代で会社を辞めています。まずは私の実体験からご紹介していきたいと思います。

勤務地が突然遠方へ…

仕事はとても楽しく、様々な壁がありながらも多くのことを学び、キャリアアップしていこうと思っていました。元々、現場配属の異動が決まっていたので準備をしていました。

もちろん”自宅から通える範囲の現場”で…。会社もそれをわかっていたのですが、急遽異動命令が出た先が変更になり、片道3時間弱の超遠方になってしまいました。

突然の辞令だったので当然引っ越しできるアパートも決められず、必死に通勤していましたが、体力的にも限界になり、このままでは体が潰れてしまうという危機感から辞めたいと思うようになりました。

通勤時間は体調管理に大きく関わる

1日限りの出張なら問題と思いますが、毎日通うことになる職場の通勤時間はとても大切なポイントになります。例えば通勤に2時間かかるとなった場合、9時始業では”早くても7時前に余裕もって家を出ないと間に合いません。

そうなれば起床時間は6時前には起きていないといけません。朝が強い方は問題ないと思いますが、早起きが苦手な方は慎重にならねばならないでしょう。

もし私の様に緊急の事案ではない限り、引っ越しができる猶予期間を設けてもらえるよう頼みこむことも一つの手です。会社にとっても退職されるくらいなら異動を一ヶ月くらい遅れさせてもいいと判断してくれると思います。

20代男性が考える会社を辞めたいと思う理由

20代男性の会社辞めたい理由集

ゆくゆくは起業する夢や家業を継ぐキャリアプランがない限り、辞めたくて会社を辞める人は少ないのではないでしょうか。ここでは20代男性が辞めたいと思う理由を調べてみました。

  • 給与が低い
  • 残業時間が過労死ラインを超えていた
  • 福利厚生が少ない
  • 非正規雇用による不安感
  • 通勤時間が掛かり過ぎている
  • 上司、先輩、同僚がパワハラorセクハラしてくる。
  • 休みや勤務時間が不規則
  • 年間休日日数が少ない
  • 思っていた業務内容と違っていた

よく出てきた理由は上記になりました。やはり「雇用条件」「人間関係」「入社前のイメージが違う」などが多くの20代男性を悩ませているようです。

入社前に「辞めたいリスク」を減らすこともできる

この場合は入社してみないとわからないのでしょうか。できる限り入社前に”辞めたいと思ってしまうリスクを減らす努力”はおこなっておきたいところです。

「雇用条件」は雇われる側にとってはどうしようもできない部分があります。入社してから実は…と発覚することもあります。とはいえ面接の段階で「残業時間は?」「上司は優しい?」などを質問するのなかなか難しいですよね。

そうなると入社してみてからしかわからないのか…というと違います。今は口コミサイトも豊富にあるため、現職社員や元社員の赤裸々な評判が書かれています。

誇張されている部分もあるかもしれませんが、”火のない所に煙は立たぬ”のも事実。あまりにネガティブな書き込みが散見される場合は慎重になった方が無難かもしれません。

ちなみに残業時間に関しては、「実際に会社を夜遅くに覗いてみる」という方法もあります。深夜までオフィスの電気がついていたり、人影が動いていた場合は残業が多いのか、たまたま繁忙期なのかのどちらかに絞れてきます。

人間関係は割り切りも必要

「人間関係」に関しては、入社前の面接官=同じ部署の先輩や上司になるなら事前に判断がつきますが、大体は違っていたり、すべての社員と出会えるわけではありません。人間関係はお互いの性格上、やむを得ないことも多いです。

しかし、どの職場にも必ず「気の合う上司や同僚・合わない上司や同僚」がいます。初めは和気あいあいとしていたとしても、後から性格の合わない社員が入社してくることも十分にあります。一番の対処法は「割り切ること」「出来る限り距離を置くこと」だと思います。

ただし、上司や先輩によるパワハラ・セクハラは法律違反に接触する場合が多いため、無理をせず自己防衛をしていく方が得策といえるでしょう。

「入社前のイメージと違う」はどうしたらいい?

「入社前のイメージが違う」場合は、まずはどちらに非があったのか振り返ってみる必要があります。例えば求人票には「事務職」と記載があったのに入社したらテレアポの「営業」をさせられた。という事案もまれにあります。

その場合は会社側に非があるため、求人票の業務内容に戻してもらうよう要請しましょう。それがかなわない場合は約束を守れない企業に長居する必要はありません。早急に転職活動を開始してしまうことをオススメします。

また失業保険を受給する際、会社側の過失だった場合は待機期間が無くなる措置が取られることもあるので、求人票と実際の勤務状況を控えておくこともオススメします。しかし明らかな求人票詐欺がなく、単純に自身の確認不足ということもあります。

例えば希望していた営業職であり、「フットワークを軽く様々な企業へ訪問営業をしたい!」という考えで飛び込んだ会社の営業スタイルが「テレアポ営業が中心」だった場合、求職者の確認不足も問われてしまいます。

面接時に営業職であれば「御社の営業スタイルはどのような形をメインにされておりますか?」と逆質問タイムで確認してみるとミスマッチが無くせるでしょう。

20代男性が会社を辞められない・ためらう理由

辞められない・辞めるのを躊躇する理由

辞めたい理由は様々…しかしそう簡単には辞められない、ためらう理由も多々あります。どのような理由があるか、こちらも調べてみました。

  • 家族・妻など周囲の反対
  • 会社や同僚に申し訳ない
  • 転職しても変わらないのではないかと不安
  • 入社した企業は縁故だったので辞めずらい
  • 顧客から「あなたがいないと取引はやめる」と言われている

上記の通り様々な理由がありました。例えば男性で妻や子供を扶養している場合、そうそう簡単に退職はできない状況があります。しかし次の転職先が決まっている場合は比較的理解を得られやすい可能性があります。

転職後の後悔をしないため、転職先の年収や福利厚生(家族手当など)は要確認しておくことをオススメします。

あなたの人生は会社のためのものではない

また会社や同僚に申し訳がない気持ちもよくあることだと思います。ましてや育ててくれた上司を裏切るのではないか…とも思いますし、退職交渉をするときに「手塩にかけてお前を育てたのに!」と言われることもあります。

しかし、”あなたの人生はあなたのもの”であることを思い出してください。あなたの人生は会社のためでも同僚のためでもありません。

仮に入社した企業が縁故であろうが、顧客から脅かされようが、あなた自身が限界を過ぎて体調を崩したら元も子もないですよね。

会社に採用を口添えいただいた方にしっかりと御礼を述べておけば問題ありません。顧客へも「自分の意志を引き継いだ後任を後日ご紹介させてください!」を胸を張っていけば良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。20代そして男性にとって会社は長く働いていたいものです。しかし、前述のような理由でどうしても辞めたい、でも辞められない…といった気持ちが揺れ動く日は誰もが必ず1度はあるのではないでしょうか。

昔と違って転職という行為は雇用する側も寛容になってきました。過去には認められなかったような理由も、現在では認められるようになってきています。転職活動そのものも大変なことではありますが、会社を辞めるのも辞めないのも最終的には自分が決めることです。

自己責任ではありますし、男性ならではの事情もありますが、無理をして体を壊してしまっては最悪の展開です。健康が大前提の仕事なので、この記事で皆さんが転職をすべきか考えるキッカケになると幸いです。

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