新卒で営業職を選ぶ人は、それ以外の職種の経験もほとんどないけれど、体当たりで挑戦しようとしている人です。
新卒は中途採用者とは違って経験はありませんが、時にそれがコツをつかめば経験者より大きく飛躍する可能性を秘めているものです。
自信をなくして営業職を辞めようと思っても、本当はその人にとっての職業的な適性があるかもしれません。
未経験だからダメではなく、これから多くの事を吸収していこうという新卒の営業職がぶち当たる壁や、向いてないかどうかの診断と克服方法も含めてチェックしておきましょう!
新卒営業マンが向いてないかもと感じるのはどんな時?

新卒営業マンは、体力的なことで言えばおそらく社内でも一番フットワークが軽い年代です。
ところが、営業スタイルによっては、数多くあたっても話を聴いてもらえる相手先すらごくわずかと言う厳しさと、何度もミスを繰り返してお客様に怒られたりすると、段々意気消沈してきます。
新卒の誰もが突き当たる事で共通していますが、メンタル面のバランスを保つのが難しくて向いてないかも?と思い始めます。
営業職は特にそれが毎日職業柄続くので、元々人間関係でストレスを感じやすい人には苦痛になってきます。
アポをとる電話等のビジネスマナーも一通りの勉強が必要なので、覚える事が多すぎる!と思った時も向いてないと感じる新卒営業マンが多いです。
初めてのことだからこそ、営業職に限らずどんな職種でも覚えることはたくさんあると言うのが分からないのです。
さらに、自社の営業する商品に疑問を感じているとか、どうも好きになれない等の迷いがあると、営業していくのも難しいです。
スケジュールや営業計画を自分なりにたてても、その通りにいかなかった時、完璧主義な性格の人だと、1つの事を見切って他へと進むことができない人も居ます。
会社によっては新卒でも営業ノルマがかなり厳しく設定されていることもあるので、どうしてもノルマが達成でない、どうやったら売上に結びつくかが分からない時も向いてないと思い始めます。
若くても毎日体力的についていくのが難しい人も居ますので、体調面での限界を感じて営業職の厳しさを実感する新卒営業マンもいます。
新卒で営業職になった人の適性診断チェックポイント

競争することに対してのプレッシャーに強いかどうか?
新卒であっても営業職になったら、どうしても数字を上げる事が必要ですし、その事へのプレッシャーも当然あります。
安定性を求める性格だったり、プレッシャーに弱いタイプだと営業職は難しい部分もあります。
向上心があるかどうか?
どんな職種でも商品や顧客に対しての知識や情報は必要です。
それは1度身に付ければいいわけでなく、常に新しくなっていきますので、多くのことを吸収して自分のものにしていこうという向上心は必須です。
自分自身の管理ができるかどうか?
時間や行先等のスケジュール管理が必要な営業職にとって、自分がどこで何をしていたのかも忘れるというのは致命的です。
約束にルーズな性格だったりすると、営業職は難しいかもしれません。
自分自身をアピールするのが上手かどうか?
人脈を気づいていくのが必要な営業職は、商品はもちろんですが自分自身も合わせて売り込むことが大切です。
同じ商品を扱うライバル会社があるなら、営業している本人のキャラクターによって契約を勝ち取ることができる事もあるので、競争に打ち勝つには必要なことです。
素直な気持ちを持っているかどうか?
特に新卒の営業職はミスがつきものですから、素直にそれを謝る姿勢をもっていたほうが、相手先の担当者との信頼関係を築きやすいものです。
変に頭を下げるのが嫌いなプライドの高いタイプは、どうしても敬遠されやすいです。
営業職が向いてない?克服するには

暗いイメージやネガティブな考えをいつまでも抱え込まない
営業職は必ずしも契約に結び付くケースばかりではないので、何度も失敗して営業を断られても、その事を長くひきずるのは良くないです。
普段からプライベートでも暗いイメージを持たれやすい人は、元気に明るく振る舞うようにしましょう。
手を抜かずに自分の熱意を伝えて素早い対応を心がける
新卒だからこそ、若さと勢いでこれだと思ったらそれを一生懸命にアピールして実行に移すことです。
営業職はタイミングもあるので、チャンスを逃すとせっかくの契約も取れなくなることもあります。
最初からダメだと思いながらしていると、相手にも熱意が伝わりません。
売上成績のいい同僚等のマネをしない
新卒の営業職は、たいていは最初に先輩社員と同行してノウハウを学んだりしますが、一通りの手順を学んだら、自分の言葉や行動で相手先にアピールしましょう。
成績がいい同僚であっても、その人と全く同じ性格ではないし個性も違います。
自分の持ち味を活かして、それにあった方法を見つけ出すことを考えましょう。
自分の失敗や成果があがらない原因を考える
失敗の理由はもちろんですが、他の人との比較やデータ等でもチェックすると、自分で気づかない部分に原因があると分かるときがあります。
新卒の営業職は、未経験だからこそ数多くのことを試してみて、より成果があがりそうな方法を探る事も仕事の1つです。
自分に足りないものは何かを考え周りからアドバイスを受ける
新卒なので分からないことがあって当然なので、営業に行った時の疑問点を自分なりに考えて、何か足りないと感じたら先輩等にアドバイスを受けるのも1つの方法です。
毎日の積み重ねと反省点の見直しを繰り返して、どんどん営業の実力を養うことを考えましょう。
まとめ
新卒で営業職に飛び込んでくる人は、多くの壁にぶち当たりながらもとにかくやってみようとする人と、やめておこうとあきらめる人とに分かれます。
営業職にはこんなところがポイントと言う適性診断もありますが、基本的に相手先に気に入ってもらえることが第一です。
難しいことを考えるより、慣れないうちはとにかく誠実に対応し、相手との信頼関係を結んでいけば、人脈も広がり営業成績も伸びていきます。
自分自身を良く知る事と、足りないものが何か、そのためにはどうしたらいいのかを掴んで、数多くの経験を重ねて営業職の地位を確立しましょう。