アブドゥル サッタル イーディとはどんな偉人?

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アブドゥル サッタル イーディ(Abdul Sattar Edhi)さんをご存知ですか?日本人でアブドゥル サッタル イーディさんを知っているのはほとんどいないでしょう。しかし、パキスタンでは誰もが知る偉人です。
Googleでは、このアブドゥル サッタル イーディさんをトップページ画像に登用しています。

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アブドゥル サッタル イーディ(Abdul Sattar Edhi)とは?

アブドゥル サッタル イーディさんは、日本ではあまり知られていませんが、実はパキスタンで誰でも知っている偉人です。
といっても、彼はパキスタン出身ではなく、インド生まれです。それなのになぜ、彼はパキスタンで有名になったのでしょうか?

アブドゥル サッタル イーディのプロフィール

アブドゥル  サッタル イーディさんは、1928年生まれで、亡くなったのは2016年7月8日です。ついこの間まで生きてらしたんですね。

彼は当時イギリス領だったインド北西部ののグジャラート州出身ですが、パキスタンのカラチに移住します。

カラチは当時とても貧しい街で、彼は低所得者層の住民のために無料診療所を開設しました。

1957年にエジプトで始まったインフルエンザの大流行がカラチまで襲いましたが、彼の設立した基金によって救急車を買うことができ、カラチの人々を救いました。

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Edhi財団がパキスタンの危機を救った

この基金はイーディ(Edhi)財団といい、財団のおかげで1800台の救急車が確保され、彼はパキスタンにおいで「慈悲の天使」と呼ばれるようになりました。

やがてアブドゥル サッタル イーディさん「レーニン平和賞」という国際的な賞を受賞しています。この賞も日本人には耳慣れないと思いますが、ソビエト連邦がノーベル平和賞に対抗して創設した賞なのです。

ノーベル平和賞と同等だったと思うと、アブドゥル  サッタル  イーディさんがいかに偉大な自分物であったかが想像できますね。

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アブドゥル サッタル イーディが慈善活動を始めるまで

彼は英領インドのグジャラート州、バントヴァに生まれました。彼が11才の時、母親が脳卒中で倒れそれ以来寝たきりとなり、19才の時に亡くなりました。

その8年間ほどの間、彼は母を看病し続けましたが、この経験がのちの彼の慈善活動に大きく影響したといわれています。

イーディの家族は1947年にパキスタンに移住。彼は行商人をはじめ、そののち、カラチの卸売市場で布を販売する代理店を立ち上げます。

そのころ、カラチではインフルエンザが流行していましたが、治療する人手不足でした。イーディは自分の資金で部屋を手に入れ、ベンチを設置し、医学生にボランティアで患者の治療をさせるようにしました。

慈善活動の拡大

この事件をきっかけに、イーディは彼の人生を貧困者の援助に費やすことを決意しました。

彼はEdhi財団を設立し、次第に社会の信頼を獲得し、パキスタンの貧しい人々の保護者と認識されるようになっていきました。

今日に至るまでEdhi財団は規模を拡大し続け、パキスタン最大の福祉団体となったのです。

主な業績は次のようなものです。

  • 捨てられた幼児2万人、孤児5000人を救助
  • 4万人以上の看護師の育成
  • リハビリ施設、女性や孤児の養護施設、知的障がい者の診療施設など330の福祉センターを設立
  • 世界最大の救急車サービス(1500台)、24時間体制の救急サービス

このような活動が認められ、アブドゥル サッタル イーディさんは「パキスタンのマザーテレサ」と言われていますし、

BBCによると「パキスタンで最も尊敬されている人物であり、ほとんどのパキスタン人が彼を聖人であると見なしている」とされています。

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禁欲的な私生活

アブドゥル サッタル イーディさんは1965年に看護師であった女性ビルキスさんと結婚し、息子が2人、娘が2人いました。

この奥さんのビルキスさんはカラチにある財団本部の出産院を経営しています。

イーディさんは服を2着しか持たず、とても禁欲的な人物であったことで知られています。

といってもその禁欲性は特定の宗教観から来るのものではなく、彼自身がそのようにしていたようです。

晩年と葬儀

2013年6月25日、イーディさんは腎不全で寝たきりの状態となり、2016年7月8日、88才でなくなりました。

彼は自分の臓器をドナーとして寄付することを希望していました。病気であったため実際に寄付されたのは角膜のみだったということですが、最後の最後まで彼は人のために尽くすことを考えていたのです。

彼の葬儀に当たってはパキスタン政府の高官が多く訪れました。

ナワズ・シャリフ首相は葬儀にあたり、「私たちは人類の偉大な奉仕者を失ってしまった。彼の姿は、社会的弱者、貧困者、無力者、そして貧しい人々に対する真実の愛の表明であった」と語ったということです。

栄誉と賞

イーディさんは数知れないほどの賞を受賞しています。パキスタンの賞はもとより、隣国インドの平和賞も多く受賞しています。

先にお伝えしたレーニン賞もそうですが、2011年にはパキスタンの首相がノーベル平和賞のノミネートに推薦したほどでした。

パキスタンの記念コインにもなる予定だそうです。

まとめ

これ程の偉人が日本でほとんど知られていないことが、少し不思議に感じてしまいます。

アブドゥル サッタル イーディさんはまさに聖人。Googleのトップページ画像として特集されるのも納得の人物です。

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